12月の給食紹介



◯12月2日(月) ご飯・牛乳・チャプチェ・トックスープ・りんごのタルト
今日は、「トックスープ」の話をします。トックは韓国の家庭料理です。「トッ」にはもち、「ク」には汁物という意味があります。正月に日本では雑煮を食べる習慣があるように、韓国ではトックを食べて新しい年を迎えます。日本の「もち」はもち米から作られていますが、韓国の「もち」はご飯と同じうるち米から作られています。
◯12月3日(火)減量パン・牛乳・マカロニのクリーム煮・ごぼうサラダ・小魚
今日は、12月のめあて「冬の食生活について考えよう」についての話をします。野菜や果物に含まれるビタミンAは、鼻やのどから、ウイルスや病気の菌が入るのを防ぐ力を高めます。また、ビタミンCは、つかれを取り、風邪や病気に負けない体を作ります。ビタミンEは、ウイルスや病気の菌から、自分の体を守る力を高めます。1日3回きちんと食事をして、冬を元気に過ごしましょう。
◯12月4日(水)ご飯・牛乳・だしまき卵・おひたし・豚汁・アセロラゼリー
今日は、「おひたし」の話をします。おひたしは、奈良時代から食べられている料理で、「だし」に野菜を浸した「浸し物」という料理がおひたしのもとになったといわれています。昔のおひたしは、アワビやクラゲなどの海産物を使い、酢や酒で味を付けたものもありました。現在のようにゆでた野菜に、しょうゆをかけるようになったのは明治時代以降だそうです。今日は、冬が旬のほうれん草・白菜を使ったおひたしです。
◯12月5日(木)揚げパン・牛乳・コーンしゅうまい・白菜のスープ煮

今日は、「揚げパン」の話をします。揚げパンは昭和30年頃に給食にはじめて登場し、50年以上続く人気メニューです。給食室で調理員さんがひとつひとつていねいにパンを揚げ、砂糖をまぶして作っています。パンを揚げる作業はとても大変ですが、みなさんの喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命揚げています。
◯12月6日(金)ご飯・牛乳・豚肉のしょうが焼き・大和まなの煮びたし・かきたま汁
今日は、「大和まなの煮びたし」の話をします。大和の伝統野菜の一つである大和まなは、冬が旬です。霜に当たることで、やわらかさと甘さが増します。古くから漬物に使われてきた野菜でしたが、現在は、煮物・炒め物・おひたしなど、いろいろな料理に使われるようになりました。今日は、平天・油揚げ・にんじん・白菜と一緒に煮びたしにしました。
◯12月9日(月)ご飯・牛乳・ちくわの磯辺揚げ・切り干し大根の煮つけ・けんちん汁
今日は、「磯辺揚げ」の話をします。磯辺揚げとは、衣に青のりを使った揚げ物のことです。青のりが磯で採れることから、磯辺揚げと呼ばれるようになりました。今日の磯辺揚げは、給食室で天ぷら粉・青のり・水を混ぜて衣を作り、油で揚げて、調理員さんがひとつひとつ手作りしてくれています。
◯12月10日(火)減量パン・牛乳・肉だんご・フライめんのあんかけ
今日は、「フライめんのあんかけ」の話をします。フライめんは袋のまま、手でもんで割り、半分ぐらい大食器に入れます。そこに、豚肉・玉ねぎ・白菜・チンゲン菜・にんじん・もやし・しいたけ・うずら卵を煮て、かたくり粉でとろみをつけた具だくさんのあんをかけて食べる、寒い時期にぴったりの献立です。

◯12月11日(水)ご飯・牛乳・豚肉のすき焼き・手作りふりかけ・みかん
今日は、「みかん」の話をします。みかんは、ハウス栽培などで一年中食べることができるようになっていますが、冬が旬の果物です。和歌山県・愛媛県・静岡県・熊本県で、日本のみかんの60%以上が育てられています。つかれを取り、風邪や病気に負けない体を作る、ビタミンCが多く含まれています。また、お腹をきれいにしてくれる、食物せんいも含まれています。
◯12月12日(木)パン・牛乳・奈良かぼちゃと大和ポークフライ・にんじんしりしり・ミネストローネ
今日は、「奈良かぼちゃと大和ポークフライ」の話をします。大和ポークは、奈良県のきれいな水と澄んだ空気に恵まれた自然の中で育てられた、ブランド豚のことで、奈良の特産品です。パン粉や菓子粉などの穀類を食べているので臭みがなく、肉の甘さが口いっぱいに広がるのが特徴です。今日は、奈良県産のかぼちゃと大和ポークを使ったフライです。
◯12月13日(金)ご飯・牛乳・いわしのかんろ煮・じぶ煮・めった汁

毎月19日は、食育の日です。12月は石川県の郷土料理が登場します。「じぶ煮」は、鴨肉・すだれふ・季節の野菜などを使った石川県を代表する煮物です。煮る時に、じぶじぶ音がすることから、じぶ煮と呼ばれるようになりました。また、「めった汁」とは、さつまいも・大根・にんじんなどの根菜類を使った具だくさんの豚汁のことです。「やたらめったら具を入れる」ことから、めった汁と呼ばれるようになりました。
◯12月16日(月)ご飯・さばの五徳みそ煮・奈良のっぺ・にゅうめん・納豆

今日は、「古都ならの日」で、奈良の郷土料理である「奈良のっぺ」についての話をします。12月17日には、春日若宮おん祭が行われます。平安時代に、農作物が収穫できなかったり、病気が流行ったりして、多くの人が苦しんだことから、神様に収穫や健康をお祈りしたのが「おん祭」の始まりです。12月15日に行われる「大宿所祭」で奈良のっぺがふるまわれ、食べられるようになりました。奈良のっぺは、里いも・大根・にんじん・こんにゃく・厚揚げなどが入った具だくさんの煮物です。
◯12月18日(水)ご飯・牛乳・キーマカレー・ブロッコリーのサラダ・ツナ添え
今日は、「キーマカレー」の話をします。キーマカレーは、インド料理の一つです。「キーマ」は、インドの言葉で「ひき肉・細かいもの」という意味があります。給食では、豚ミンチと、細かく切った玉ねぎ、にんじん・じゃがいもなどを炒め、手作りのカレールウで煮込みました。
◯12月19日(木)パン・牛乳・ハンバーグのケチャップ煮・ボイルサラダ・かぼちゃのポタージュ・いちごクレープ
今日は、「クリスマス献立」です。クリスマスといえば、サンタクロース・トナカイ・クリスマスツリーなどが思い浮かびますね。では、ここで問題です。クリスマスには、何の木をツリーとして飾るでしょうか。
① スギの木 ②ヒノキの木 ③モミの木
答えは、③のモミの木です。今日は、クリスマスにちなんで、モミの木の形をしたハンバーグをケチャップ煮にしました。
◯12月20日(金)ご飯・牛乳・わかさぎフライ・きらずの煮物・豆腐のみそ汁
今日は、「わかさぎフライ」の話をします。わかさぎは冬が旬の魚で、体をつくるもとになるたんぱく質と、骨や歯のもとになるカルシウムが多く含まれています。わかさぎは、凍った湖に小さな穴を開け、その穴から針をつけた糸を入れて釣ります。寒い地域だけではなく、奈良県吉野町の津風呂湖でも、わかさぎ釣りができるそうです。今日は食べやすいように、わかさぎをフライにしました。
※今日で2学期の給食は終わりです。冬休みも規則正しい生活をして、寒い冬を元気に過ごしましょう。