10月の給食紹介

10月食に関する指導資料(小学校).pdf
10月盛り付け表(A班).pdf
10月学校給食献立表(小学校).pdf

10月1日(火)パン・牛乳・ブラウンシチュー・キャベツのソテー・フルーツミックスゼリー 

今月のめあては、「食べ物を大切にしよう」です。みなさんは「食品ロス」という言葉を聞いたことがありますか?食品ロスとは、食べきれずに捨てられているもの、まだ食べられるのに捨てられているもの、賞味期限や消費期限が切れた食べ物のことです。日本の食品ロスは年間約523万トンもあります。世界には食べ物がなく、困っている人がたくさんいます。毎日食べられることに感謝していただきましょう。 

◯10月2日(水)ご飯・牛乳・豚肉のしょうが炒め・じゃがいもとひじきの煮物・すいとん汁

今日は、「すいとん」の話をします。「すいとん」とは、小麦粉に水を加えて耳たぶくらいの硬さにこねたものを一口大にちぎり、だし汁に入れて煮たものです。体も温まり、おなかがいっぱいになることからお米の代わりとして広く食べられていました。全国的にも「すいとん」と呼ばれることが多いですが、「だんご汁」や「ひっつみ」など、地域によって呼び方が違います。また、調理方法にも違いがあり、それぞれの地域の郷土料理として親しまれています。もちもちとした食感の「すいとん」を、よくかんでいただきましょう。 

◯10月3日(木)パン・牛乳・肉だんご・五目スープ・大学芋

〇食べ物紹介(大学芋).pdf

今日は、「さつま芋」の話をします。昔、悪天候や害虫によって作物が育たなくなり食べ物が不足した年がありました。そんな時、温かい気候の九州南部から沖縄地域に伝わったのがさつま芋です。初めは中国から来た芋ということで「から芋」または「かんしょ」と呼んでいました。その後、水はけがよく温暖な気候のさつまの国でたくさん作られるようになったことから「さつま芋」と呼ばれるようになりました。さつまの国とは、現在の鹿児島県です。今日は、揚げたさつま芋にみつをからめた大学芋です。味わっていただきましょう。 

◯10月4日(金)ご飯・牛乳・まぐろのしょうが煮・切り干し大根の煮つけ・利休汁

今日は、「利休汁」の話をします。利休汁はねりごまの入ったみそ汁です。この名前は、茶人で有名な千利休が、ごまが好きでよく料理に使っていたことから、「利休汁」と呼ばれるようになりました。よく炒ったものを「いりごま」、いりごまをすったものを「すりごま」、さらにすってペースト状にしたものを「ねりごま」といいます。ごまには、カルシウムや鉄分・体に良い油などが含まれています。ごま風味の利休汁を残さずいただきましょう。 

◯10月7日(月)ご飯・牛乳・豚肉の甘酢炒め・じゃがいものみそ汁・あさりのしぐれ煮

今日は、「あさり」の話をします。あさりは、海の浅い所にいて、砂浜をあさってとるところから「あさり」と名付けられました。あさりには、体の血液をつくるもとである「鉄分」という栄養素が多く含まれていて、体で吸収されやすいのが特徴です。血液は、私たちの体の中で少しずつ新しく、つくりかえられています。今日は、あさりを甘辛く煮込んだ「しぐれ煮」にしています。残さずにいただきましょう。 

◯10月8日(火)減量パン・牛乳・ペンネのトマトクリーム・ごぼうサラダ・チョコクリーム 

今日は、「ごぼう」の話をします。ごぼうは根菜の仲間で、地中にできる根や茎を食べる野菜です。ごぼうは、体の調子を整えるカリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富です。また、おなかの調子を整えてくれる食物せんいも、たくさん含まれています。今日は、ごぼう・にんじんの2種類の根菜を使ってサラダにしています。 

◯10月9日(ご飯・牛乳・ビビンバ・トックスープ・大根キムチ 

○食べ物紹介(韓国料理).pdf

今日は、「大根キムチ」の話をします。韓国で、冬の寒さが厳しい時期でも野菜を食べられるように塩漬けにしたのがキムチの始まりです。大根キムチは、大根を塩漬けにして、唐辛子・ニンニク・魚介類の塩辛などを一緒に漬けこんで作ります。キムチは韓国語で「漬物」という意味です。今日は奈良県産の大根を使った大根キムチです。

◯10月10日(木)パン・牛乳・チキンメンチカツ・ボイルキャベツ・かきたまスープ・ミニりんごゼリー 

今日は、「卵」の話をします。日本では、一年間に約266万トンの卵が食べられています。これは世界で2番目に多い量で、日本人全員が卵をほぼ毎日食べている計算になります。卵焼きやどんぶり・卵かけご飯など、いろいろな卵料理がありますが、江戸時代の終わりごろには卵料理の本が書かれるほど、日本では卵がよく食べられてきました。

◯10月11日(金)ご飯・牛乳・いわしのさっぱり煮・きのこご飯の具・豆腐のみそ汁

今日は、「きのこ」の話をします。秋を代表するきのこの仲間は、まつたけ・しいたけ・しめじ・えのきたけ・まいたけ・なめこなどいろいろあります。たおれた木や、切り株などに生えたことから、木の子どもと書いて「木の子」と呼ばれるようになりました。きのこには、おなかの掃除をしてくれる食物せんいが多く含まれています。今日は、しいたけ・しめじ・えのきたけ・エリンギの4種類が使われています。

◯10月15日(パン・牛乳・ポークチャップ・海そうサラダ・クラムチャウダー・大和茶カップケーキ 

今日は、「クラムチャウダー」の話をしますクラムは「二枚貝」、チャウダーは具だくさんのスープのことで、「大鍋・煮込み」という意味があります。クラムチャウダーは地域によってスープの色が違います。牛乳を入れる白いクラムチャウダーと、トマトを入れる赤いクラムチャウダーがあります。今日は、白くてまろやかなクラムチャウダーです。そして、デザートは地場産物の大和茶を使った「大和茶カップケーキ」です。

◯10月16日(水)減量ご飯・牛乳・あんかけうどん・ちくわの天ぷら・ごぼうの天ぷら・のりのつくだ煮

今日は、「天ぷら」の話をします。天ぷらは、魚介類や野菜などの食材に、小麦粉を使った衣をつけて油で揚げた料理です。油で揚げることで食材の余分な水分を飛ばし、サクサクとした食感になります。今では日本を代表する料理ですが、実はポルトガルから伝わった料理が始まりです。今日はちくわとごぼうに、給食室で一つずつていねいに衣をつけて、天ぷらにしています。

◯10月17日(木)パン・牛乳・鶏肉のバーベキューソース・さつまいものサラダ・もち麦ミネストローネ 

〇食べ物紹介(もち麦).pdf

今日は、「もち麦」の話をします。麦には、米と同じようにうるち性ともち性があります。粘りが少なくプチプチした食感のものをうるち性、粘りが強く、もちもちした食感のものをもち性といいます。もち麦は、もち性の大麦のことで、おなかの調子を整える食物せんいがたくさん含まれていて、その量はごぼうに比べると約2倍になります。今日はたくさんの野菜と一緒にミネストローネに入っています。 

◯10月18日(金)ご飯・牛乳・だしまき卵・かぼちゃのそぼろ煮・キャベツのみそ汁・アセロラゼリー 

今日は、「かぼちゃ」の話をします。かぼちゃは夏が旬の緑黄色野菜ですが、長持ちするので12月の冬至の時期まで食べられています。中が濃い黄色やオレンジ色をしているのは、カロテンという栄養素がたくさん含まれているからです。カロテンは、体の中に入ってビタミンAになり、病気から体を守る働きがあります。また、かぼちゃには体の疲れをとるビタミンCや、おなかの調子を整える食物せんいも含まれています。 

◯10月23日(水ご飯・牛乳・ひじきカレー・コールスローサラダ・福神漬

〇食べ物紹介(ひじきカレー).pdf

今日は、「ひじきカレー」の話をします。今日の「ひじきカレー」は、奈良市立春日中学校の生徒が考えたメニューです。給食にかかわる人や給食室の様子を学んだことで、ひじきの残食が多く、苦手な人が多いことが分かりました。そこで、奈良市内の小中学生に、ひじきをたくさん、おいしく食べてもらうために給食の人気メニューのカレーに混ぜるアイデアを思いつきました。

◯10月24日(木)パン・牛乳・白身魚の野菜あんかけ・中華スープ・みかんジャム

今日は、「みかんジャム」の話をします。みかんは秋から冬がおいしい果物です。産地は愛媛県や和歌山県が有名ですが、奈良県でも天理市や桜井市・明日香村で栽培しています。今日は橿原市と桜井市でとれた新鮮なみかんに砂糖と水あめを加えてじっくりと煮込んで作ったみかんジャムです。皮を使うマーマレードとは違い、さわやかな甘味が強いのが特徴です。 

◯10月25日(ご飯・牛乳・豚肉の柿ソース炒め・大根のみそ汁・ちりめんキャベツ 

今日は、「柿」の話をします。柿は10月から11月にたくさん収穫され、奈良県の収穫量は和歌山県に次いで全国第2位です。「柿が色づくと医者が青くなる」ということわざがあるように、柿には風邪に負けない体をつくる「ビタミンC」や、おなかの調子を整える「食物せんい」がたくさん含まれています。柿は食べるだけでなく、葉はお茶や、柿の葉寿司にも利用されます。

◯10月28日(ご飯・さばのしょうが煮・大和まなと厚揚げの煮物・にゅうめん 

〇食べ物紹介 古都ならの日 .pdf

今日は、「古都ならの日」です。奈良市で作られたお米をよりおいしく味わうために、地場産物や郷土料理を取り入れた献立が登場します。給食のお米は、奈良市産の「ヒノヒカリ」と「コシヒカリ」を使用しています。にゅうめんは、奈良県の郷土料理で、そうめんを温かいだしで食べる料理です。今日は、日本三大そうめんの一つである「三輪そうめん」を使ったにゅうめんです。また、煮物には大和野菜の大和まなが登場します。大和まなの葉には大根の葉に似た切れ込みがあり、やわらかく、甘味が強いのが特徴です。

◯10月29日(パン・牛乳・春巻・小松菜の中華炒め・スーミータン

今日は、「スーミータン」の話をします。中国語で「スーミー」は“とうもろこし”のことを、「タン」は“スープ”を意味し、スーミータンは、ふわふわの卵と甘味たっぷりのとうもろこしが入った中華風コーンスープのことです。今日のスーミータンには、チンゲン菜や玉ねぎなども入り、野菜をたっぷり使っているので、体の調子を整えるビタミンやおなかの掃除をする食物せんいが多く含まれています。さらに、香りのよいごま油で風味をつけています。味わっていただきましょう。 

◯10月30日(ご飯・牛乳・デジカルビ・わかめスープ・魚ふりかけ・りんご 

今日は、「デジカルビ」の話をします。デジカルビは、韓国の家庭料理で「デジ」は豚肉、「カルビ」はあばら骨を表し、骨のまわりの肉を食べる豚肉料理という意味があります。今日の「デジカルビ」は、豚肉と韓国のもち「トッポギ」やキャベツ・玉ねぎ・にんじん・にら・白菜キムチなどの野菜をコチジャンの入った甘辛いみそで味つけしています。 

◯10月3日(パン・牛乳・ハンバーグのケチャップ煮・じゃがいもとツナの炒め物コンソメスープ 

今日は、「ハンバーグ」の話をします。ドイツのハンブルグで作られたことからハンバーグと呼ぶようになりました。ひき肉とみじん切りにした玉ねぎにパン粉を混ぜ、塩を加えて肉の粘りを出し、つなぎを入れて焼いて固めます。今日は、ハロウィンにちなんでかぼちゃの形をしたハンバーグをケチャップで味付けしています。