11月の給食紹介
◯11月1日(金)ご飯・牛乳・コーンしゅうまい・豆腐チャンプルー・五目スープ・ラ・フランスゼリー
今日は、「チャンプルー」の話をします。「チャンプルー」は、沖縄の代表的な料理です。豆腐を野菜や肉などといっしょに炒めた簡単な炒め物なので家庭料理としても広く食べられています。チャンプルーは沖縄の方言で「混ぜこみ」と言う意味があり、様々な食材を自由に組み合わせることができるのが特徴です。
◯11月5日(火)パン・牛乳・鶏肉のカレー煮・キャベツのソテー・コンソメスープ・チョコクリーム
今日は、「豆乳」の話をします。豆乳は、大豆を水につけてすりつぶし、煮たものをしぼって作ります。ほかの大豆製品よりも手軽に栄養がとれる豆乳は、体をつくるもとになるたんぱく質を多く含む赤の食べ物です。また、鉄分やマグネシウム、イソフラボンなどの栄養があるので骨の成長や筋肉の働きにも効果があります。今日は、鶏肉のカレー煮に豆乳が使われています。
◯11月6日(水)ご飯・牛乳・キムタクご飯の具・がんもと根菜の煮物・さつまいものみそ汁
今日は、「キムタクご飯」の話をします。「キムタクご飯」は、韓国の漬物「キムチ」と日本の漬物「たくあん」を使った混ぜご飯です。山に囲まれた長野県では、昔から漬物をよく食べてきました。しかし、最近は子どもたちの漬物ばなれが進んでいることから、おいしく食べてもらうために塩尻市の給食の献立として考えられたのが「キムタクご飯」です。たくあんを使うことにより甘味が加わり、おいしくなります。今では、学校給食の人気メニューです。
◯11月7日(木)パン・牛乳・野菜コロッケ・にんじんしりしり・春雨スープ
今日は、「にんじんしりしり」の話をします。にんじんしりしりは、沖縄県の郷土料理で、家庭で手軽に作られています。しりしりとは、すりおろすという意味の方言です。沖縄では、ほとんどの家庭の台所にある、専用の“しりしり器”という大きなおろし金のような道具を使い、にんじんをおろしますが、しりしり器がない場合は千切りにします。にんじんを油と一緒に料理をすることで、カロテンの吸収がよくなります。給食では、まぐろの油でにんじんをよく炒めて甘味をだしています。
◯11月8日(金)わかめご飯・牛乳・だしまき卵・豚肉の塩こうじ炒め・豆腐のみそ汁
今日は、「豚肉の塩こうじ炒め」の話をします。みなさんは、「塩こうじ」が何か知っていますか?塩こうじは、こうじ菌に塩と水を混ぜて発酵・熟成させた、日本に昔からある調味料ですが、最近になりよく使われるようになりました。塩こうじを使うことで、肉がやわらかくなり、うま味が増します。また、今日は、大人気のわかめご飯が登場します。
◯11月11日(月)ご飯・牛乳・さばの梅煮・小松菜の煮びたし・かす汁
今日は、11月のめあて「和食のよさを知ろう」についての話をします。和食は、一汁三菜が基本です。一汁三菜は、ご飯と汁物、おかず三品を組み合わせた献立です。おかず三品のうち一品は、肉や魚・卵・豆腐などの、筋肉や血を作るもとになるたんぱく質を多く含む「主菜」です。残りの二品は、体の調子をととのえてくれる、野菜・きのこ・いもなどを多く使った「副菜」です。一汁三菜にすると、一回の食事でいろいろな栄養をバランスよくとることができるため、理想的といわれています。今週は、地産地消ウィークで和食文化の魅力を伝えていきます。
◯11月12日(火)米粉パン・牛乳・奈良大豆のポークビーンズ・コールスローサラダ・フルーツキャロットゼリー
今日は、「奈良大豆」の話をします。奈良県で大豆が主に栽培されているのは桜井市や田原本町です。奈良県産の大豆は、サチユタカという品種で豆の香りと甘味が強く、豆そのものの味が楽しめます。また、煮炊きしても形崩れしにくく早く煮えるのが特徴です。日本は、世界でも大豆をよく食べる国として知られており、豆腐や納豆・みそ・しょうゆ・油揚げなどさまざまな食品に加工して食べられてきました。また、大豆には、たんぱく質が多く含まれているため『畑のお肉』とも呼ばれています。体に良い奈良大豆は今日の「ポークビーンズ」にたっぷり入っています。
◯11月13日(水)ご飯・牛乳・プルコギ・もずくと卵のスープ・切り干し大根のナムル
今日は、「プルコギ」の話をします。プルコギは、韓国の料理で「プル」は「火」、「コギ」は「肉」という意味です。もともとは「火で炙って食べる肉」という意味ですが、現在「プルコギ」といえば、甘めのたれに漬け込んだ肉と野菜を炒めた料理を指します。韓国で古くから伝わる伝統的な料理の一つで、ご飯がすすむ一品です。
◯11月14日(木)パン・牛乳・大和茶クリスピーチキン・ポテトサラダ・米粉マカロニのミネストローネ・ブルーベリージャム
今日は、「大和茶」の話をします。大和茶は1200年以上前に、空海というお坊さんが、中国からお茶の種を持ち帰り、奈良の宇陀に伝えたことがはじまりとされています。大和茶は、奈良市、山添村を中心に自然豊かな奈良県の大和高原を中心につくられています。大和高原は、涼しく雨がよく降り、昼と夜の温度差も大きいのでおいしいお茶ができます。今日は、みなさんの大きなクリスピーチキンに大和茶の葉が入っています。
◯11月15日(金)ご飯・牛乳・豚肉と大和まなの炒め物・片平あかねちりめん・にゅうめん・柿
今日は、「片平あかね」の話をします。片平あかねは、奈良市の隣にある山添村の片平地区で古くから作られている大和の伝統野菜です。根の先まで細長く皮が赤いのが特徴です。生のままでもおいしく食べることはできますが、収穫の時期が11月から12月と短いので、酢漬けにして保存します。今日は、今が一番おいしい片平あかねとちりめんじゃこを油で炒めた「片平あかねちりめん」です。
◯11月18日(月)ご飯・牛乳・ハンバーグのおろし煮・きんぴらごぼう・えのきたけのみそ汁
今日は、「ごぼう」の話をします。ごぼうは、平安時代に中国から薬の材料として日本に伝わりました。ごぼうは香りや歯ごたえがよいため、料理にも使われるようになりました。ごぼうには、おなかのそうじをしてくれる「食物せんい」がたっぷり含まれていて、野菜の中ではトップクラスです。今日は、きんぴらごぼうにしています。
◯11月19日(火)パインパン・牛乳・かぼちゃひき肉フライ・ブロッコリーのサラダ・白菜のクリーム煮
今日は、「白菜」の話をします。白菜は、明治時代の終わりごろに中国から日本に伝わってきました。たくさん作られるようになったのは、昭和時代に入ってからです。白菜の旬は冬で、霜にあたるとやわらかく、おいしくなります。鍋物・煮物・炒め物・漬物など、どんな料理にもあう野菜です。今日は、ドライパインが入ったパインパンもついています。
◯11月20日(水)減量ご飯・牛乳・きつねうどん・白菜と粉豆腐の煮物・昆布茶ふりかけ
今日は、「食育の日」の献立です。11月は、大阪府の郷土料理が登場します。大阪の郷土料理には、だしが欠かせません。大阪の味の基本は、昆布とかつお節の合わせだしです。だしの種類はさまざまで、昆布・かつお節・うるめ節などのだしを料理によって使い分けています。食材を乾燥させてから使うので、煮出すことで汁に「うま味」が生まれます。給食のきつねうどんには、昆布とうるめ節を使っています。
◯11月21日(木)パン・牛乳・揚げぎょうざ・ビーフンのスープ煮・さつまいもとりんごの重ね煮
今日は、「りんご」の話をします。りんごの旬は、10月~2月頃の肌寒くなる秋から冬にかけた季節です。「りんごが赤くなると医者が青くなる」ということわざがありますが、これは、りんごを食べている人は病気にならず、医者は患者が来ないため、もうからないという意味です。りんごには、体の調子を整えてくれるビタミンやミネラルがたくさん入っています。さらに、りんごの酸味は疲れをとる働きがあります。今日は、栄養たっぷりの旬のりんごとさつまいもを使った重ね煮です。
◯11月22日(金)ご飯・牛乳・いわしのおかか煮・厚揚げと野菜の煮もの・豚汁
今日は、「大根」の話をします。大根は、奈良時代に中国から日本へ伝わりました。大根という呼び方は、大きな根を意味するオオネという漢字を音読みしています。大根の白い部分は、胃や腸の働きを助けてくれます。また、かぜのせきやたん、のどの痛みにも効きます。今日は豚汁にして、にんじん・ごぼう・もやし・油あげ・青ねぎといっしょにだしでおいしく煮ています。
◯11月25日(月)ご飯(はん)・ししゃもフライ・豚肉(ぶたにく)と白菜(はくさい)の五(ご)徳(とく)みそ炒(いた)め・すまし汁(じる)・抹茶(まっちゃ)プリン
今日(きょう)は、「古都(こと)ならの日(ひ)」です。奈(な)良(ら)市(し)で作(つく)られたお米(こめ)をよりおいしく味(あじ)わうために、地(じ)場(ば)産(さん)物(ぶつ)や郷(きょう)土(ど)料(りょう)理(り)を取(と)り入(い)れた献(こん)立(だて)が登(とう)場(じょう)します。給食(きゅうしょく)のお米(こめ)は、「ヒノヒカリ」という品(ひん)種(しゅ)の米(こめ)を使用(しよう)しています。豚肉(ぶたにく)と白菜(はくさい)の五(ご)徳(とく)みそ炒(いた)めは、奈良市(ならし)で作(つく)られた「五徳(ごとく)みそ」で味(あじ)付(つ)けされています。すまし汁(じる)は、奈良市(ならし)産(さん)の青(あお)ねぎを使(つか)っています。奈良(なら)の食材(しょくざい)を味(あじ)わっていただきましょう( )。
◯11月26日(火)パン・牛乳(ぎゅうにゅう)・肉(にく)だんご・ポトフ・フルーツクリーム
今日(きょう)は、「ポトフ」の話(はなし)をします。ポトフはフランスの家庭(かてい)料理(りょうり)で、「火(ひ)にかけた鍋(なべ)」という意味(いみ)があります。大(おお)きく切(き)った肉(にく)や野菜(やさい)にハーブを加(くわ)え、長(なが)い時間(じかん)をかけて、じっくり煮込(にこ)んだ料理(りょうり)です。地域(ちいき)によって様々(さまざま)な食材(しょくざい)が使(つか)われますが、作(つく)り方(かた)が日本(にほん)のおでんに似(に)ているので、「西洋(せいよう)おでん」と呼(よ)ばれることもあるそうです。今日(きょう)は、豚肉(ぶたにく)とじゃがいもや大根(だいこん)、玉(たま)ねぎ、にんじん、キャベツにローリエを加(くわ)え、給食室(きゅうしょくしつ)の大(おお)きな鍋(なべ)でコトコト煮込(にこ)みました。食材(しょくざい)のうま味(み)が溶(と)け込(こ)んだ、温(あたた)かいポトフを味(あじ)わっていただきましょう( )。
◯11月27日(水)ご飯( はん)・牛乳(ぎゅうにゅう)・ポークカレー・ボイルサラダ・福神(ふくじん)漬(づけ)
今日(きょう)は、「手(て)作(づく)りカレー」の話(はなし)をします。給食(きゅうしょく)のカレーは人気(にんき)の献立(こんだて)です。そのおいしさの秘密(ひみつ)は3つあります。1つ目(め)は、カレールウをバターと小麦粉(こむぎこ)から手(て)作(づく)りしていることです。ルウは、早(はや)く仕上(しあ)げようと強火(つよび)で炒(いた)めると、こげてしまうため、火(ひ)の大(おお)きさを調(ちょう)節(せつ)しながら、時間(じかん)をかけて作(つく)ります。2つ目(め)は、二(に)種類(しゅるい)のカレー粉(こ)を使(つか)っていることや、かくし味(あじ)にヨーグルト・ケチャップ・りんごピューレ・チャツネなどを使(つか)っていることです。3つ目(め)は、何(なん)と言(い)ってもたくさんの量(りょう)の肉(にく)や野菜(やさい)を大(おお)きな鍋(なべ)で、ゆっくり時間(じかん)をかけて煮込(にこ)んでいることです。今日(きょう)は、豚肉(ぶたにく)を使(つか)ったポークカレーです。味(あじ)わっていただきましょ( )う。
◯11月28日(木)減量(げんりょう)パン・牛乳(ぎゅうにゅう)・きのこの和(わ)風(ふう)スパゲティ・ツナとひじきのサラダ・黒豆(くろまめ)きなこクリーム
今日(きょう)は、「ひじき」の話(はなし)をします。海(うみ)に囲(かこ)まれた日本(にほん)では、昔(むかし)からいろいろな海(かい)そうを食(た)べてきました。ひじきも海(かい)そうの仲間(なかま)です。生(なま)のままだと渋(しぶ)みがあり、食(た)べることができないため、収穫(しゅうかく)したひじきは、煮(に)てから干(ほ)して乾燥(かんそう)させます。そして、食(た)べる時(とき)に水(みず)で戻(もど)して、煮物(にもの)や炒(いた)め物(もの)などにします。ひじきには、骨(ほね)や歯(は)を丈夫(じょうぶ)にする働(はたら)きのあるカルシウムやおなかの調子(ちょうし)を整(ととの)える働(はたら)きのある食物(しょくもつ)せんいが豊富(ほうふ)に含(ふく)まれています。今日(きょう)は、ひじきをサラダにしています。ドレッシングをかけて、残(のこ)さずいただきましょう。
◯11月29日(金)ご飯(はん)・牛乳(ぎゅうにゅう)・ホイコーロー・切(き)り干(ぼ)し大根(だいこん)の高(たか)菜(な)炒(いた)め・中(ちゅう)華(か)スープ
今日(きょう)は、「ホイコーロー」の話(はなし)をします。ホイコーローは中国(ちゅうごく)の四(し)川(せん)地方(ちほう)の料理(りょうり)です。四(し)川(せん)地方(ちほう)は、冬(ふゆ)がとても寒(さむ)いので唐(とう)辛(がら)子(し)を使(つか)った料(りょう)理(り)が有名(ゆうめい)です。豚肉(ぶたにく)や野(や)菜(さい)を炒(いた)め、みそを使(つか)って味(あじ)をつけます。給食(きゅうしょく)ではピリッとした辛(から)味(み)のある唐(とう)辛(がら)子(し)みそのコチジャンを少(すこ)し入(い)れ、甘(あま)くてコクのあるテンメンジャンも加(くわ)えています。肉(にく)のうま味(み)で野(や)菜(さい)もおいしく食(た)べられるので、味(あじ)わっていただきましょう。