〇 5月の献立
5月30日(金)
ご飯・牛乳・デジカルビ・中華スープ・魚ふりかけ
今日は、韓国料理の「デジカルビ」の話をします。デジカルビは大きな鉄の鍋で肉や野菜をいためた料理です。「デジ」は豚肉、「カルビ」はあばら骨のことです。「骨のまわりの肉を食べる料理」ということからこの名前がつけられました。今日は、トッポギという棒のような形の韓国のもちが入っています。日本のもちはもち米から作られますが、韓国のもちはうるち米から作られているので、粘りがなく歯切れがよいのが特徴です。ピリッと辛いデジカルビを味わっていただきましょう。
5月29日(木)
パン・牛乳・プレーンオムレツ・ポテトサラダ・ミネストローネ・棒ソーセージ
今日は、「ポテトサラダ」の話をします。ポテトサラダは、ゆでてつぶしたじゃがいもに、玉ねぎ・にんじん・きゅうりなどの野菜を混ぜ、マヨネーズなどで味付けしたものです。短い時間で簡単に調理できることから、日本では洋食の定番の家庭料理として、親しまれています。また、じゃがいもをよく食べる他の国では、材料や味付けはさまざまで、酢と油で作ったドレッシングを使うこともあります。今日は、じゃがいも・にんじんをゆでています。上手にマヨネーズを混ぜていただきましょう。
5月28日(水)
ご飯・牛乳・ポークカレー・海そうサラダ・福神漬
今日は、「ポークカレー」の話をします。給食のカレーは人気の献立で、そのおいしさの秘密は三つあります。一つ目は、カレールウをバターと小麦粉から手作りしていることです。二つ目は、二種類のカレー粉を使っていることや、かくし味にヨーグルト・ケチャップ・りんごピューレ・チャツネなどを使っていることです。三つ目は、なんと言ってもたくさんの量の肉や野菜を大きな鍋で、ゆっくり時間をかけて煮込んでいることです。 今日は、豚肉を使ったポークカレーです。味わっていただきましょう。
5月27日(火)
減量パン・牛乳・かき揚げ・かやくうどん・ミルククリーム
今日は、「かき揚げ」の話をします。かき揚げは、野菜や魚介類などの材料を小さく切ったものを小麦粉で作った衣でまとめ、油で揚げた日本料理の一つです。材料をかき混ぜて、揚げることから「かき揚げ」と呼ばれるようになったそうです。天つゆや塩をつけたり、うどんやそばにのせたり、いろいろな食べ方をします。今日のかき揚げは、調理員さんが一つ一つていねいに手作りしています。よくかんでいただきましょう。
5月26日(月)
ご飯・さばの梅煮・豚肉の五徳みそ炒め・にゅうめん
今日は、「古都ならの日」です。奈良市で作られたお米をよりおいしく味わうために、地場産物や郷土料理を取り入れた献立が登場します。さばは、奈良県産の「梅」を使って煮込みました。梅の旬は5月から7月で、梅干しや梅シロップなどに加工されます。梅干しは、完熟の黄色の梅を使い、赤しそを入れて漬けると赤色にかわります。また、今日は、奈良県の特産品の「五徳みそ」を使った「豚肉の五徳みそ炒め」と奈良県の特産品の「そうめん」を使った「にゅうめん」です。「奈良」の食の恵みを味わいましょう。
5月23日(金)
ご飯・牛乳・キムタクご飯の具・キャベツのごま炒め・えのきたけのみそ汁
今日は、「キムタクご飯」の話をします。「キムタクご飯」は、韓国の漬物「キムチ」と日本の漬物「たくあん」を使った混ぜご飯です。山に囲まれた長野県では、昔から漬物をよく食べてきました。しかし、最近は子どもたちの漬物ばなれが進んでいることから、おいしく食べてもらうために塩尻市の給食の献立として考えられたのが「キムタクご飯」です。たくあんを使うことにより甘味が加わり、おいしくなります。今では、学校給食の人気メニューです。ご飯に混ぜていただきましょう。
5月22日(木)
減量パン・牛乳・大和茶クリームスパゲティ・ツナとひじきのサラダ・豆乳パンナコッタ
今日は、「スパゲティ」の話をします。「スパゲティ」はイタリアの代表的な麺で、イタリア語で「ひも」という意味があるそうです。生地は「デュラム・セモリナ」という小麦粉と水を練って作られます。小麦粉から作られているため、熱や力のもとになる黄色の仲間の食べ物です。今日は、大和茶が入ったクリームソースでスパゲティをあえています。味わっていただきましょう。
5月21日(水)
ご飯・牛乳・肉豆腐・かきたま汁・ちりめんたくあん
今日は、「ちりめんじゃこ」の話をします。みなさんは、「ちりめん」の意味を知っていますか?ちりめんは、縮れるような織り方をした絹の布地のことで、じゃこを干している様子がちりめんの布地に似ていることから「ちりめんじゃこ」と呼ばれるようになったそうです。骨ごと食べられる「ちりめんじゃこ」は、骨や歯をつくるカルシウムが多く含まれています。今日は、お漬物のたくあんとちりめんじゃこを炒めたちりめんたくあんです。
5月20日(火)
パン・牛乳・ハンバーグのケチャップ煮・ボイルサラダ・コーンポタージュ
今日は、「ハンバーグ」の話をします。ハンバーグは、ドイツのハンブルクで作られたことからハンバーグと呼ばれるようになりました。ひき肉とみじん切りにした玉ねぎにパン粉を混ぜ、塩を加えて肉の粘りを出し、卵をつなぎにして焼いて固めます。和風ハンバーグ、煮込みハンバーグ、照り焼きハンバーグ、豆腐ハンバーグなどいろいろな種類があります。今日は、ケチャップ味の煮込みハンバーグです。残さずいただきましょう。
5月19日(月)
ご飯・牛乳・わかさぎフライ・煮合い・ふのみそ汁
今日は、「食育の日」の献立です。5月は、茨城県の郷土料理です。茨城県は、れんこんやごぼうなどがたくさん収穫され、特にれんこんの栽培は盛んで、生産量は日本一です。地元でとれる野菜を使った郷土料理が今も受け継がれ、その一つが「煮合い」です。「煮て和える」ことから「煮合い」と呼ばれるようになったと言われています。また、茨城県の霞ケ浦北浦では、古くからわかさぎ漁が行われてきました。エサとなるプランクトンが豊富なため、漁獲高も全国トップクラスです。わかさぎは、大きくても骨が柔らかいことから丸ごと食べることができます。今日は、わかさぎをフライにしています。茨城県の郷土料理を味わっていただきましょう。
5月16日(金)
ご飯・牛乳・いわしのさっぱり煮・切り干し大根の煮つけ・利休汁
今日は、「いわし」の話をします。いわしは、傷むのが早いことや他の魚に食べられる弱い魚であることから以前は『弱し』と呼ばれていました。現在は、赤ちゃんの頃は「しらす」と呼び、成長し10㎝~20㎝ほどになると「いわし」と呼び名が変わります。世界各地の陸に近い海におり、他の魚に食べられないようにするために、群れになって泳いでいます。今日は酢を使ってさっぱり煮にしています。味わっていただきましょう。
5月15日(木)
パン・牛乳・春巻・小松菜の中華炒め・五目スープ
今日は、「春巻」の話をします。春巻はせん切りの豚肉や野菜を具として包み、油で揚げて作ります。元々は立春の頃に新芽が出る野菜を具材として巻いて作ったことから「春巻」と呼ばれるようになりました。日本では季節に関係なく食べていますが、中国では春節に食べる縁起の良い食べ物とされています。春巻は中国以外でも食べられており、春巻を直訳した「スプリングロール」という名前で知られています。味わっていただきましょう。
5月14日(水)
ご飯・牛乳・タコライス・ボイルキャベツ・スーミータン・スライスチーズ
今日は、「タコライス」の話をします。みなさんは、「タコライス」はどんな料理だと思いますか? タコが入ったご飯をイメージするかもしれませんが、実は違います。タコライスはメキシコの「タコス」という料理をアレンジしたもので、タコスの具材のひき肉・チーズ・レタス・トマトをご飯にのせて食べる沖縄生まれの料理です。沖縄ではピリ辛の味付けですが、給食は、みなさんが食べやすいように工夫しています。今日の給食では、タコライスの具とボイルキャベツとスライスチーズをご飯の上にのせて、食べましょう。
5月13日(火)
米粉パン・牛乳・チキンメンチカツ・春キャベツと新じゃがのシチュー・フルーツキャロットゼリー
今日は、「米粉パン」の話をします。「米粉パン」は、奈良県産のお米を粉にした米粉を使っています。米粉は、粒の大きさの違いで、いろいろな料理やお菓子に使われます。パンには細かい粒の米粉が入っていて「もちもち」とした食感のパンになります。米粉パンは、主に体を動かす熱や力のもとになる食べ物です。残さずいただきましょう。
5月12日(月)
ご飯・牛乳・豚肉の塩こうじ炒め・ひじきと大豆の磯煮・じゃがいものみそ汁
今日は、「豚肉の塩こうじ炒め」の話をします。みなさんは、「塩こうじ」が何か知っていますか? 塩こうじは、こうじ菌に塩と水を混ぜて発酵・熟成させた、日本に昔からある調味料ですが、最近になりよく使われるようになりました。塩こうじを使うことで、肉がやわらかくなり、うま味が増します。味わっていただきましょう。
5月9日(金)
ご飯・牛乳・まぐろのそぼろ煮・青菜の煮びたし・豚汁
今日は、「まぐろ」の話をします。まぐろは、口を開けて泳ぎ、エラを通過する海水にとけた酸素を取り入れながら呼吸するため、一生少しも休むことなく高速で泳ぎ続けます。最高時速は、160㎞ほどで、魚の中で一番速いとも言われています。まぐろの栄養は、脳の働きをパワーアップさせたり、血液がスムーズに流れるようにしたりします。今日は、まぐろをおいしく味付けしてそぼろ煮にしています。ご飯にかけていただきましょう。
5月8日(木)
揚げパン・牛乳・コーンしゅうまい・スープ煮
今日は、「揚げパン」の話をします。揚げパンは、昭和30年頃に給食に初めて登場し、50年以上続く人気メニューです。揚げパンの日にパンが袋に入っていないのは、給食室で調理員さんが一つ一つていねいにパンを揚げ、砂糖をまぶして作っているからです。パンを揚げる作業はとても大変ですが、みなさんの喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命揚げています。調理員さんの思いがこもった給食の揚げパンを味わっていただきましょう。
5月7日(水)
ご飯・牛乳・ハヤシライス・コールスローサラダ・ヨーグルトクレープ
今月のめあては、「食事のマナーを守ろう」です。みなさんは食事をする時のいろいろなマナーを知っていますか?「いただきます」「ごちそうさま」は、食べ物の命や作ってくれた人々への感謝の気持ちをあらわす言葉です。心を込めて挨拶をしていますか?食器は正しく並べていますか? 食事の時に大声で話をしたり、ひじをついたりしている人はいませんか?みんなで楽しく食事ができるようにするためにも、周りの人への心遣いは大切なマナーです。正しいマナーを身につけ、残さずにいただきましょう。
5月2日(金)
ご飯・牛乳・さわらの甘辛だれ・たけのこご飯の具・わかめのみそ汁・柏餅
今日は、「柏餅」の話をします。5月5日は「こどもの日」で、「端午の節句」とも言われています。こどもの日には、かぶとやこいのぼり・五月人形を飾り、子どもの幸せや健康を祝う日として柏餅を食べます。柏餅は、米粉から作った餅で「あん」をくるんだものを柏の葉で包んでいます。柏の葉は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、家族がいつまでも繁栄しますように、という願いが込められています。また、たけのこご飯の具のたけのこも、子どもの健やかな成長を願って食べられています。それぞれの食べ物に込められた意味や願いを考えながら、味わっていただきましょう。
5月1日(木)
パン・牛乳・肉だんご・タイピーエン・ブルーベリージャム
今日は、「タイピーエン」の話をします。タイピーエンは、中国福建省でお祝いがある時などに食べられていた料理です。100年ぐらい前、熊本県に住んでいた中国から来た人が、中国をなつかしんで作りました。スープは鶏ガラスープが基本ですが、名物の豚骨スープでも作られます。具は春雨と豚肉・魚介類・卵・たっぷりの野菜などで、春雨の中華スープ煮のような料理です。今では熊本県の郷土料理として学校給食に出されるほど人気があります。タイピーエンを味わっていただきましょう。