3月の給食紹介



◯3月3日(月)ご飯・奈良漬ちらしずしの具・だしまき卵・大和まなのつみれ汁・ひし餅
今日は、「古都ならの日」です。奈良市で作られたお米をよりおいしく味わうために、地場産物や郷土料理を取り入れた献立が登場します。酒をしぼった後の「酒かす」にウリなどの野菜を漬けた「奈良漬」が、ちらしずしの具に入っています。また、今日のつみれ汁のつみれに入っている大和まなは、大和の伝統野菜のひとつで、見た目は大根の葉に似ていてギザギザとしている冬が旬の野菜です。また、今日は、ひな祭りにちなんで、ひし餅がついています。

◯3月4日(火)パン・牛乳・揚げぎょうざ・こんにゃくみそラーメン・キャンディチーズ
今日は、今月のめあて「食生活を振り返ろう」の話をします。3学期の給食も残りわずかとなりました。そこで、1年間の給食と食生活を振り返ってみましょう。
1. きちんとした服装で、給食当番の仕事を進んでしましたか。
2. 食事のマナーを守り、静かに食べることができましたか。
3. よくかんで食べましたか。
4. 苦手な食べ物が食べられるようになりましたか。
5. 規則正しい生活をすることができましたか。
自分の食生活を見直し、これからも楽しい給食時間にしましょう。
◯3月5日(水)ご飯・牛乳・ポークカレー・コールスローサラダ・フルーツキャロットゼリー
今日は、「カレー」の話をします。カレーはインドで生まれ、イギリスから日本に伝わってきた料理です。日本のカレーはカレールウを使いとろみがあるのが特徴です。奈良市の給食では、カレールウを手作りしています。バターを溶かして小麦粉を加え、時間をかけて茶色になるまでしっかり炒め、カレー粉を加えるとルウの完成です。今日は、おいしくなるように調理員さんが思いをこめて作ったポークカレーです。
◯3月6日(木)パン・牛乳・ハンバーグのケチャップ煮・ポテトサラダ・米粉マカロニのミネストローネ
今日は、「米粉マカロニのミネストローネ」の話をします。ミネストローネは、野菜をたくさん使ったイタリアの代表的なスープです。イタリア語で「具だくさん」という意味がある家庭料理で、使う材料は地域や季節により様々です。今日のミネストローネには、奈良県産のお米から作られた米粉のマカロニを使っています。他にはベーコン・キャベツ・玉ねぎ・にんじん・コーンが入っています。
◯3月7日(金)わかめご飯・牛乳・豚じゃが・キャベツのごま炒め
今日は、「海そう」の話をします。今日のご飯に入っている「わかめ」は海そうの仲間です。あおさ・青のり・ひじき・もずく・昆布も海そうの仲間で、その数は約100種類以上あるとも言われています。海そうは、ミネラルや食物せんいがたっぷり含まれていて、おなかの調子を整えてくれることから、「海の野菜」と呼ばれています。
◯3月10日(月)ご飯・牛乳・いわしのさっぱり煮・ひじきと大豆の磯煮・豚汁
今日は、「いわし」の話をします。いわしは、いたむのが早いことや他の魚に食べられる弱い魚であることから『弱し』と呼ばれていました。その『弱し』が変化して『いわし』という名前になったそうです。いわしは、世界各地の陸に近い海で群れになって泳いでいます。体は細長く、黒い斑点がある「まいわし」、口がとがっている「かたくちいわし」、目が大きい「うるめいわし」などたくさんの種類があります。今日は、お酢を使って、さっぱりと仕上げています。
◯3月11日(火)パン・牛乳・大和茶ニョッキのクリームシチュー・ボイルサラダ・チョコクリーム

今日は、「大和茶ニョッキ」の話をします。ニョッキは、スパゲティやマカロニと同じパスタの仲間です。小麦粉にじゃがいもを加え、丸い団子にして、フォークで押さえて形をととのえます。本場イタリアでは、かぼちゃやにんじん、ほうれん草などカラフルな野菜を練りこんで作ることもあります。今日の給食のニョッキは、小麦粉のかわりに奈良県産の米粉に大和茶を練りこんでいます。
◯3月12日(水)ご飯・牛乳・ビビンバ・トックスープ・いよかんゼリー
今日は、「いよかん」の話をします。いよかんは、みかんとオレンジをあわせたみかんの仲間です。瀬戸内海に面する愛媛県は、昔、「いよの国」と呼ばれていたので、「いよみかん」そして、「いよかん」と言われるようになりました。いよかんは、暖かい地方で太陽の光をたくさん浴びて、甘くおいしくなります。「味良し・色良し・香り良し」と言われるぐらい、見ても美しく、食べてもおいしい果物です。また、いよかんには、疲れをとったり、病気に負けない体をつくったりするビタミンCがたくさん含まれています。
◯3月13日(木)米粉パン・牛乳・豆腐ナゲット・にんじんしりしり・コーンスープ
今日は、「米粉パン」の話をします。「米粉パン」には、奈良県産のお米を粉にした米粉を使っています。米粉は、粒の大きさの違いで、いろいろな料理やお菓子に使われます。パンには細かい粒の米粉を使います。米粉を入れると「もちもち」とした食感のパンになります。米粉パンは、主に体を動かす熱や力のもとになる食べ物です。
◯3月18日(火)減量パン・牛乳・菜の花のクリームスパゲティ・根菜サラダ・ブルーベリージャム
今日は、旬の野菜「菜の花」の話をします。菜の花は、2月から3月にかけて春一番の風が吹く季節にとれる花野菜で、甘味とほろ苦さがあります。食べるのは黄色い花が咲く前のつぼみと葉の部分で、お浸し・サラダ・炒め物などいろいろな料理に使われています。今日は、菜の花をクリームスパゲティに入れました。
◯3月19日(水)ご飯・牛乳・さばのソース煮・切り干し大根の煮つけ・かきたま汁
今日は、「さばのソース煮」の話をします。さばは、たんぱく質や脂肪が多く「青魚の王様」と呼ばれるほど栄養たっぷりの魚です。さばの脂は、脳を活発にし、記憶力の低下を防ぎ、血液をサラサラにするはたらきがあります。また、さばの血合いには、特にビタミンなどが多く含まれています。今日は、さばを給食室で作ったソースでおいしく煮ています。
◯3月21日(金)ご飯・牛乳・チキンメンチカツ・チャプチェ・中華スープ・プリン
今日は、「チャプチェ」の話をします。チャプチェは、朝鮮の王宮で宴会を開いた際に、料理人の一人が発案して王に食べてもらった料理です。王は、あまりのおいしさに感激し、この料理人にほうびを与えました。この時代のチャプチェは切った野菜・きのこ・たけのこを甘辛く味付けしたものでしたが、のちに春雨も使うようになりました。給食のチャプチェは、豚肉・玉ねぎ・にんじん・春雨・にらを辛味のきいた唐辛子みそのコチジャンで、甘辛く味付けしています。また、今日のデザートは、大豆からできている豆乳を使ったプリンです。