月の給食紹介

2月学校給食献立表(小学校).pdf
2月食に関する指導資料(小学校).pdf
2月給食盛り付け表A班.pdf

月3日(ご飯・牛乳・いわしのおかか煮・きんぴらごぼう・にゅうめん・福豆 

〇食べ物紹介(節分).pdf

今月のめあては、「日本の伝統的な食材を知ろう」です。豊かな自然から育まれた日本の食文化は、乾物や発酵食品、大豆の加工食品などを使っています。かつお節・昆布などの乾物のだしには、素材の味を引き出し、うま味を深める効果があります。みそ・しょうゆなどの発酵調味料、大豆の加工食品は、日本の食文化を支えています。今日の節分の行事食、「いわしのおかか煮」と「福豆」にも伝統的な食材を使っています。この機会に、日本の伝統的な食材を見直してみましょう。


◯2月日(ナン・牛乳・キーマカレー・ボイルサラダ・アセロラゼリー 

今日は、インドを代表するパンである「ナン」の話をします。「ナン」は、小麦粉にイースト菌やヨーグルトなどを加えて発酵させ、うすく伸ばして「タンドール」というとても大きな窯で焼きます。300~500℃の高温で焼き上げることから、独特の香ばしさと風味があり、ふっくらモチモチした仕上がりになります。そして、タンドールは歴史的に古く、紀元前から使っていたことが遺跡の発掘からわかっています。

◯2月日(ご飯・牛乳・みそおでん・おひたし・昆布茶ふりかけ 

今日は、「おでん」の話をします。おでんは全国各地で食べられている、人気の鍋料理です。煮込む具材や味付けは地域により様々です。いつも私たちが食べている「おでん」は、しょうゆ味のだし汁で煮込んでいますが、みそ味のだし汁で煮込んだおでんが「みそおでん」です。おでんはもともと「みそ田楽」というみそをつけて食べる料理でした。愛知県や東北地方では、みそで煮込んだり、みそをつけたりしておでんを食べる文化があります。みそで煮込むことで、具材に味がしっかりと染み込み、とてもおいしくなります。「みそおでん」を食べて、体の中から温まりましょう。 

◯2月日(パン・牛乳・チキンカツ・ツナとひじきのサラダ・白菜のクリーム煮

今日は、「白菜」の話をします。中国生まれの白菜は、英語では「Chinese cabbage」

“中国のキャベツ”と呼ばれる、アジアを代表する野菜です。日本では江戸時代から食べられています。白菜の旬は冬で、霜にあたるとやわらかく、おいしくなります。鍋物・煮物・炒め物・漬物など、いろいろな料理に使うことができます。今日は、白菜のクリーム煮です。温かいクリーム煮を食べて、寒さに負けない元気な体をつくりましょう。


◯2月日(ご飯・牛乳・ホイコーロー・切り干し大根のナムル・かきたまスープ 

今日は、「卵」の話をします。卵は世界中で食べられている食材です。卵には体を作るたんぱく質と、貧血を予防する鉄分、体の調子を整えるビタミンがたくさん含まれています。今日の給食は、卵を使った「かきたまスープ」です。水で溶いたでんぷんでとろみをつけ、溶きほぐした卵を入れ、かき混ぜることでふわふわになります。


◯2月10日(月)ご飯・わかさぎフライ・奈良の酒かすみそ炒め・すまし汁

今日は「古都ならの日」です。奈良市で作られたお米をよりおいしく味わうために、地場産物や郷土料理を取り入れた献立が登場します。昨年12月に「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。奈良市では、日本酒造りが昔から行われており、酒かすに漬ける奈良漬が特産品として有名です。酒かすには、たんぱく質・食物せんいなど栄養が豊富に含まれています。また、うま味成分もあり、料理に入れるとコクが増します。今日のみそ炒めには、奈良市産の酒かすと五徳みそを使っています。 

◯2月12日(ご飯・牛乳・春巻・八宝菜・小魚

今日は、「中華料理」の話をします。私たちは中国の料理をまとめて「中華料理」と呼んでいますが、中国はとても広く、住んでいる地域の気候や歴史・文化に違いがあります。材料や作り方・味付けは、それぞれの地域により特徴があります。特に有名なのは「中国四大料理」の北京料理・上海料理・四川料理・広東料理です。今日の給食の八宝菜は、広東料理の代表的なもので、たくさんの種類の食材を炒めた料理です。

◯2月13日(パン・牛乳・ブラウンシチュー・ごぼうサラダ・チョコカップケーキ

今日は、「ごぼう」の話をします。ごぼうは根を食べる野菜で、秋から冬にかけて収穫し、貯蔵したものが年中出回ります。日本では昔からごぼうを野菜として食べていましたが、他の国の人たちは、食べる習慣がほとんどなかったので、「日本人は木の根っこを食べている」とおどろいたそうです。しかし、今ではフランス料理をはじめとする様々な国の料理に使われています。ごぼうには、おなかの調子を整えてくれる食物せんいがたくさん含まれています。

◯2月14日(ご飯・牛乳・ハンバーグのケチャップ煮・にんじんちりめん・豆腐のみそ汁・いちご 

今日は、「いちご」の話をします。奈良県は、古都華・アスカルビー・珠姫・奈乃華など、多くの品種を栽培しているいちごの名産地です。豊かな自然の中で育まれた奈良のいちごは、甘みと酸味のバランスが良く、みずみずしいのが特徴です。いちごの本来の旬は春から夏にかけてですが、ビニールハウスで栽培することで、11月から5月頃まで収穫することができます。いちごの表面にあるツブツブは、種ではなくひとつひとつが果実です。甘酸っぱくておいしいいちごは、ビタミンCが多く含まれています。今日は、紅ほっぺという品種のいちごです。

◯2月17日(月)減量ご飯・牛乳・焼きぎょうざ・チゲうどん・魚ふりかけ 

今日は、「チゲ」の話をします。チゲは、韓国を代表する鍋料理のひとつで、キムチや肉類・魚介類・豆腐など、様々な食材を煮込んだ深い味わいが特徴です。代表的なチゲは、キムチ・豚肉・野菜を煮込んだ定番の「キムチチゲ」、やわらかい豆腐とあさりが特徴の「スンドゥブチゲ」、ラーメンとソーセージが入った人気の「プデチゲ」などです。給食では白菜キムチと豚肉、にんじん・玉ねぎ・白菜・青ねぎを煮込んだキムチチゲに、うどんを入れました。

◯2月18日(パン・牛乳・ポークチャップ・じゃがいもとツナの炒め物・ミネストローネ 

今日は、「ポークチャップ」の話をします。ポークチャップは、豚肉を炒めてトマトケチャップなどで味付けした日本生まれの洋食で、アメリカの料理ポークチョップをアレンジしています。ポークチョップは骨付きの豚肉を焼きますが、ポークチャップはうす切りの豚肉を炒めて作ります。簡単に作れることから家庭料理としても人気です。給食では、豚肉の他に玉ねぎ・しめじも入っています。

◯2月19日(ご飯・牛乳・さばのみそ煮・すき昆布の煮物・ひっつみ汁

〇食べ物紹介 食育の日(岩手県).pdf

今月の「食育の日」の献立は、「岩手県」の郷土料理です。岩手県は米の産地として有名ですが、寒さが厳しく米がとれない年もあり、小麦粉・そば粉を使った食文化が根付きました。「ひっつみ」はその代表的な料理で、小麦粉を水でこねてちぎり煮込みます。「手でちぎる」という意味の方言、「ひっつまむ」から「ひっつみ」と呼ばれるようになりました。また、漁業が盛んな三陸海岸に面する岩手県は、質の良い昆布がとれます。若い昆布をゆで、細く切って干した「すき昆布」は、食べる昆布・保存食として県内に広がりました。

◯2月20日(パン・牛乳・野菜コロッケ・切り干し大根のソース炒め・五目スープ・ミルククリーム 

今日は、「切り干し大根」の話をします。切り干し大根は日本の伝統的な乾物です。全体の約90%が宮崎県で作られています。秋から冬にかけて収穫した大根を、細切りにしてうす茶色にちぢれるまで天日干しにします。寒さが厳しいほどおいしくなるそうです。水分を飛ばすことで甘味・うま味・栄養も凝縮されます。骨や歯を作りじょうぶにするカルシウムは、生の大根と比べて20倍の量です。おなかの調子を整える食物せんいも多く含まれています。切り干し大根のシャキシャキした歯ごたえを感じながら、よくかんでいただきましょう。 

◯2月21日(ご飯・牛乳・高野豆腐のそぼろどんぶり・きんし卵・白菜のみそ汁・牛乳プリン 

今日は、「高野豆腐」の話をします。昔、冬の寒い日に、和歌山県の高野山のお坊さんが、豆腐を外に出しておいたところ、厳しい寒さで凍ってしまいました。それを料理に使ってみるとおいしかったことから、「高野豆腐」という名前がつきました。高野豆腐は長期保存ができ、1年中いろいろな料理に使うことができます。たんぱく質やカルシウム・鉄分などの体を作るもとになる栄養をたくさん含んでいます。今日は高野豆腐を刻み、ミンチ肉とそぼろにしました。どんぶりにしておいしくいただきましょう。 

◯2月25日(減量パン・牛乳・クリームスパゲティ・ブロッコリーのサラダ・みかんジャム 

今日は、「ブロッコリー」の話をします。ブロッコリーは、冬から春が旬の野菜です。野菜は、食べる部分によって、葉・根・茎・花・実の5つのグループに分けることができます。ブロッコリーは花の部分を食べる野菜です。カリフラワーや菜の花も同じ仲間です。ブロッコリーには、のどや鼻を強くするカロテン、かぜなどの病気から体を守るビタミンCが多く含まれています。今日はブロッコリーをキャベツ・とうもろこしと一緒にサラダにしました。 

◯2月26日(ご飯・牛乳・豚肉のしょうが炒め・突き大根・あおさのみそ汁

今日は、「突き大根」の話をします。突き大根は奈良県の葛城地方の郷土料理です。昔から伝わる家庭料理の代表で、もう一品欲しい時にぴったりのおかずです。アツアツはもちろん、冷めてもおいしく食べられます。突き大根は「大根突き器」という調理道具を使い、大根を突いて切ることからこの名前がつきました。給食ではシャキシャキした歯ごたえの切り干し大根がよく出ますが、今日はふわっとやわらかい突き大根です。

◯2月27日(揚げパン・牛乳・肉だんご・ビーフンのスープ煮・ミニアセロラゼリー 

今日は、「揚げパン」の話をします。揚げパンは昭和30年頃に給食にはじめて登場し、50年以上続く人気メニューです。揚げパンがどのように作られているのか紹介します。揚げ油にパンを入れて、こんがりきつね色になるまで何度も裏返してパンを揚げます。そして、揚げたパンが熱いうちにグラニュー糖をまぶします。形がくずれないように、ていねいにパン箱に並べて完成します。パンを揚げる作業はとても大変ですが、みなさんの喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命揚げています。

◯2月28日(ご飯・牛乳・チキンライスの具・いり卵・コンソメスープ・ココアリキッド 

〇食べ物紹介(チキンライス).pdf

今日は、「チキンライス」の話をします。チキンライスは、世界中で食べられている料理で、国や地域により、調理方法や味付けが違います。タイ・シンガポール・マレーシアなどの東南アジアでは、ゆでた鶏肉をご飯に添えて、ハーブを使ったソースをかけます。日本のチキンライスも最初は同じような作り方でしたが、トマトケチャップで味付けした、赤いチキンライスが定番になりました。そして、チキンライスを卵で包んだオムライスは日本の洋食です。チキンライスの具をご飯に混ぜ、いり卵をかざるとオムライスのようになりますよ。